会社に貢献した重役が逝去した時に会社が葬式を行いたいという申し出があるというのもよくあることです。自らが社長を務めていた故人である場合は跡継ぎが次期社長になるということもあり、次の社長のお披露目と今後の取引も今まで同様に行ってもらいたい旨のお願いを言える場にする目的が見えてきます。ところが、故人が重役として会社の要となっていたものの、家族には全く会社との関係がない場合に、世話になった故人を偲ぶ中で恩義を感じてもらい、次からも取引をという目的の会社中心の葬式を申し入れられても嬉しくはないでしょう。
かつては、葬儀といえば、故人の自宅にお坊さんに来てもらい、親戚はもちろん、ご近所さんにも集まってもらって執り行うという形が一般的でした。その後、住宅事情の変化や車社会の到来、その他もろもろの理由もあって、会館やセレモニーホールで行われることが多くなりました。豪華な祭壇、広々とした控えの間、食事をとったり休憩をしたりする部屋もあり、大きな駐車場を備えたところが人気となりました。反面、自宅で行われることはぐんと減りました。
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