まさみの知っておきたい葬儀のノウハウ

取引先の葬儀に参列する際のマナー

2017年08月13日
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親戚や友人、知人という、個人的に親しい関係の方や家族がお亡くなりになった時に比べて、会社の上司や同僚、取引先の方などのビジネス関連での葬儀は、ビジネス特有のマナーがあります。一般的な冠婚葬祭マナーをよくご存知の方でも、会社関連の方が亡くなってからあわてるのではなく、事前に確認しておきましょう。

ビジネス相手のお葬式では、個人として参列するというよりも、会社を代表してお悔やみを述べるという立ち位置が基本となります。突然の対応でバタバタとするのではなく、日頃から会社のお葬式においては、どの程度までの参加や対応をするかを社内できちんと話し合って決めておくようにしましょう。

これまでの取引内容や会社ごとの立場により、場合によってはあえて葬儀に参列はせず、弔電をもって代える選択の方が望ましいケースもあります。また、ご香典や供花などの費用面でも、会社としての立場を踏まえた上での対応が必要になるでしょう。

また、取引先相手の葬儀に参列する場合の香典の表書きは、参列する個人ではなく「○○会社一同」などの会社全体の連名にしておくのが一般的なマナーです。もちろん、その香典は会社の交際費などにより拠出されます。とはいえ、参列者に渡されるお清め塩などは、特段会社に返却する必要はありませんので、参列した方が使用してしまってかまいません。

ただし、お清めに同封されている会葬礼状などは、必ず会社へお渡しするようにしましょう。