葬儀を無事に終えることができたことの報告を兼ねて行うのが、香典返しです。一般的には、忌明けに行うのが通例であり、それまでは急いで行う必要はありません。忌明けというのは、四十九日法要であり、それが終わってから二週間以内に行うようにします。
四十九日法要までは様々な法要があり、また、家の片付けなど様々なことでバタバタと忙しいのが普通です。そのため、誰も急かすようなことはありません。しかしながら、あまりにも遅すぎてしまうと今度はマナー違反になってしまいます。
そこで、四十九日法要を終えて時間ができたら、できるだけ二週間以内には香典を返すようにするようにします。二週間もあれば時間的な余裕を持って香典をお返しすることができます。香典を帰す場合には、お礼状を添えるなど一手間かけると丁寧です。
また、冠婚葬祭のお返しは基本的に半返しなので、この場合にも頂いた香典の半額をお返しするのがマナーとなります。半返しが重んじられる理由は、多すぎても少なすぎても相手に対して失礼に値します。ただし、親族の方から多めに香典を頂いた場合には、その意を汲んで少なめにお返しをすることが好ましいです。状況によって判断するようにすることです。
まさみの知っておきたい葬儀のノウハウ Copyright(C)www.masaminosogi.info All Rights Reserved.