まさみの知っておきたい葬儀のノウハウ

執り行う機会の少ない喪主になると気になるマナー

2020年04月27日
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高齢者の多い社会になっていますが喪主になって葬儀を執り行う機会が多くなっている人は少ないでしょう。このため、急に喪主となっても心に余裕がないので参列してもらう人を選ぶのに迷ってしまうことがあります。特に、喪主として故人との付き合いが良く分からない友人や知人が遠方に住んでいる場合に迷うことが多いようです。

しかしながら、一般的なマナーとして遠くに住んでいる友人や知人にも訃報連絡をし、自ら判断してもらう方が無難のようです。喪主として故人と知人などとの縁の深さなどを詮索する必要はないということでしょう。訃報連絡をもらった知人などが参列したいと考えれば遠くに住んでいてもスケジュール調整をして交通費や宿泊費を使い、香典を持って参列するはずだからです。

従って、遠くに住んでいるからといっても近くに住んでいる知人などと同じ考え方で扱って良いというわけです。但し、喪主か、近親者が葬祭会場で遠方からの参列にご足労をねぎらう配慮程度は必要でしょう。また、元来、四十九日が過ぎてから行っていた香典返しが近年は簡略化され、通夜か告別式に参列後に事前に用意したお返しの品物を即返しするケースが増えているようです。

そこで、遠方からフライトや列車乗り継ぎなどで参列してくれた友人、知人には葬儀が一段落してから挨拶状にギフトカードなどを添えてお礼すれば十分なようです。