まさみの知っておきたい葬儀のノウハウ

決め方はなくなられた人との関係によります

2020年04月24日
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喪主の決め方は故人の遺言を最も優先します。指定している場合はそれに従いましょう。法律のように明確なルールが定められていないので、故人の遺言になく結婚していた場合は配偶者が務めます。かつては長男が務めるのが慣習でした。

現在は長男が家を継ぐ意識が薄れて家族構成も変化していきました。そのため、故人と縁の深い配偶者が務めることが多くなっています。配偶者が高齢だったり配偶者がいない場合は故人との血縁関係で選ばれます。長男・次男・三男・長女・次女など血縁関係の深さや年齢順で決まります。

もし、未成年となった場合は後見人をつけるのが一般的です。成人した近親者がご兼任を担当します。身内がいない場合は友人や入所していた施設の代表者などが代行することもあります。その場合、友人代表や世話人代表と呼ばれます。

一応は誰が務めても問題はないので、葬儀社によっては代行サービスを行っています。もし、子供が親より先に亡くなった場合は地域によっては親が喪主にならないケースもあります。子供が先に亡くなることを「逆縁」といい、親が火葬場に行ってはいけない風習が残っているためです。

場合によっては親が務めるケースもあるので、困ったときは葬儀社と相談して決めましょう。また、喪主は必ず一人で行う必要はありません。決められない場合や高齢でサポートする必要があるなら複数人が共同で務めても良いです。