まさみの知っておきたい葬儀のノウハウ

香典返しという挨拶まわりも必要

2019年12月03日
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会葬者からの香典には、『香典返し』として品物を渡して感謝の意を示すのが一般的です。四十九日の後、忌明けの挨拶状を添えることも必要で、弔辞をお願いした人、故人が特にお世話になった人には直接挨拶に伺い、品物を渡すのが礼儀です。

ちなみに、香典返しの品物の金額は香典の金額の半返しが基本で、額に応じて3段階ぐらいの品物を用意しておきましょう。近年では、即日返しであったり、香典返しをしないケースもあります。生計を支えていた人が亡くなった場合には、香典を今後の生活費にあてるという場合もあります。

ただし、その旨と香典へのお礼を記した挨拶状は、必ず先方に送るようにしましょう。また、即日返しでは香典の額にかかわらず、3千円ほどの品物を一律に渡すようです。ただし、多額の香典をもらった人には返礼が不十分ですから、後日改めて相応の品物を送りましょう。

品物には弔事用ののし紙をかけます。表書きは宗教を問わない『志』が用いられます。手渡しする際に、添える言葉は会葬のお礼が先です。次に、忌明けの報告として『お陰をもちまして、四十九日法要を相営みました』という言葉を添えましょう。『供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします』と、品物を差し出すのがいいでしょう。