まさみの知っておきたい葬儀のノウハウ

自分で用意しなくてはならないことが増えた

2019年06月02日
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最近のお葬式では一般葬プランと家族葬プランに加えて直葬プランなるものが登場しています。これは3つの中でもっとも簡素で安価なプランです。普通のお葬式は通夜を行い、その翌日に告別式を行いますが、このプランでは通夜を廃止して1日で終わらせてしまいます。

しかも簡素にするために告別式自体も行わず、いきなり出棺ですが、その出棺でも霊柩車を使わず寝台車で火葬場へ搬送してしまいます。さらに祭壇周辺では遺影写真を廃止したり、祭壇自体や棺桶周辺アイテムも司会の人も徹底的に省かれて最小限に済ませてしまいます。

ちなみに遺体を腐敗防止するためのドライアイスは1日分しか用意してくれません。そのためにプラン自体の料金は20万円程度で済みます。さてそんな安価で簡素な直葬プランでも準備しないとならないことがいくらかあります。

その一番の典型はご遺族が自ら市町村役場へ出向いて死亡診断書を提出して火葬場利用料金を支払って火葬許可証明を取得しないとならないことです。残りの葬儀プランでは葬儀社スタッフが代行してくれますが、直葬プランではやってくれません。なお火葬場や葬儀予約状況や友引などスケジュールなどの都合で依頼した日から日にちが1日でも延期されてしまうと、追加分のドライアイスを支払う必要に迫られる場合があります。