葬儀に参列し、遺族の方にお悔みの言葉を伝えるときは、守らなくてはいけないマナーがあります。まず、一番頭に入れておきたいのは、遺族の方の負担を大きくしないように細かな配慮をすることです。声のトーンは抑え気味にして、小さめの声で優しく丁寧にあいさつするのが基本です。
一般的なお悔みの言葉を述べ、死因を尋ねることは避けるように気をつけましょう。また、重ね重ね、ますますといった不幸が重なることが連想される、忌み言葉を使わないようにすることも大切なポイントです。さらに、生きるなどの直接的な言葉は、お元気なころなど、他の言葉に言い換えて伝えることも覚えておきたいポイントの一つです。
さらに、お悔みの言葉は信仰している宗教によっても異なる場合があります。たとえば、キリスト教の場合は、人が亡くなることは神のもとに召される意味を持っているため、葬儀は神に感謝して故人を偲ぶための式典になります。仏教とはかける言葉も大きく異なりますので、葬儀に参列するときはどのような宗教を信仰しているかも確認しておけば、遺族の方に失礼にあたることがなく安心です。ちなみに、何らかの事情でお葬式に参列できなかった場合は、後日喪家を訪ねて、一般的なお悔やみの言葉を伝えた後で、参列できなかったことをお詫びする言葉も添えましょう。
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