近年、終活という言葉を見聞きする機会が非常に多くなりました。終活を行うことで残された老後の生活が充実したものになりますし、自分らしい最期を迎えることができるなど、様々なメリットが得られます。終活を始めたいけれど何をしたらいいのか迷ったときは、私物の整理から始めてみるのも一つの方法です。
自分が亡くなった後、遺された家族は行政手続きをはじめとして、やらなくてはいけないことがたくさんあります。そんな家族に大きな負担をかけないためにも、元気に動き回れるうちに私物を整理しておくようにしましょう。
日用品や思い出の品はもちろんのこと、写真やインターネットサービスの会員データなど、情報の整理をすることも大切なことです。もう使う機会がない日用品や、あまり家族には見られたくない写真がある場合は、少しずつ処分していくとよいでしょう。また、インターネットサービスを利用している人は、どのようなサービスを利用しているのかを確認し、必要ないものは退会しておくと安心です。また、所有しているデジタル機器の中に入っているデータも、不要であれば消去しておくことも大切です。私物を片付けているうちに、家族に形見としてずっと持っていてほしい品物もわかりますし、それをきれいな状態で保管できます。誰に何を形見として持っていてほしいのかをリストにしておけば、急に自分が動けなくなってしまったときも後悔することがありません。
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