臨済宗に関しては、禅宗の一連の流れをくむ五家七宗と言われている宗派のひとつになります。中国において臨済義玄が執り行った宗派を明庵栄西が日本国内へ持ち帰って、鎌倉時代中期に拡がったとされています。禅宗の一連の流れを汲み、修行中でも座禅を最優先にしており、自分自身で悟りを開き仏に近づくために座禅を実行します。
加えて、宗派がとても多いことで知られています。14宗派があり、その中にあっても妙心寺派については最大です。臨済宗においての葬儀につきましては、故人の魂を浄土へ送りだし成仏を祈るといった主旨があります。禅宗の葬式においては、故人を仏の弟子とする為の授戒及び仏界に送る引導の式を主として葬式次第が進行することになります。
臨済宗の葬式においては、とりわけ引導法語が一番重視されています。引導法語と言いますのは、魂を浄土へ送るために僧侶が説く仏の教えになります。そして、引導法語の終わりに一喝することによって、言葉で形容できない教えを魂へもたらすことになります。
加えて、葬儀後半には太鼓といった法具を鳴らし、音と共に魂を送り出すことになります。こうした独特の方法を葬儀では執り行われます。
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